北京大学医学部ブログ

北京大学医学部3年生「希望工程」活動

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 北京大学医学部3年生「高橋雄一郎」さんは、Pia-Smile(日本希望工程国際交流協会)の活動にスタッフとして関わっており、その体験について、11月28日(土)の北京語言大学東京校主催/ISIグローバル教育センター共催のオンライン講演にてお話をしてくれました。

中国で行われている「希望工程」というプロジェクトは、中国青少年発展基金会が1989年から行っている公益事業で、農村地域や貧困地域に「希望小学校」を建設し、貧困を理由に小学校に通えない小学生の教育環境を改善し、社会に教育の重要性を喚起するプロジェクトです。

高橋雄一郎さんは、その「希望工程」プロジェクトにつながっているPia-Smile(日本希望工程国際交流協会)の活動として、中国の農村地域や貧困地域の小学校を訪問し、外国人と交流する機会がないこれら地域の小学生と交流活動を行っています。
交流活動では、小学生と訪問者がグループを作り、自己紹介ゲーム、日本文化理解度クイズ、水餃子作りなどを行ったり、校庭で大縄跳びや徒競走などを行ったりと、頭と身体を動かしながら、中国の小学生と楽しく過ごします。

 高橋雄一郎さんは、常々、医師になり社会に貢献するという将来への希望の道を、中国や北京大学から提供していただいているという思いを持っています。そして、この希望の道は、自分自身が享受するだけでなく、他の人にも提供できればという思いからPia-Smile(日本希望工程国際交流協会)の活動に参加、中国の小学生が新しい世界を知り、視野を大きく広げ、自分の進む道に希望を持ってほしいと思っているとのことです。

 医師を目指す皆さんの中には、地域医療、国境なき医師団などに将来携わりたいと思っている方も多く、このような活動は将来の自分自身にも、また交流を持った方たちにも大きな糧となるのではないでしょうか。