北京大学医学部ブログ

「中国の医療事情」セミナーを実施しました

医学部ブログ
 11月25日、医療機器メーカー社員として中国駐在経験があり医療通訳者でもある安藤先生に、中国医療事情に関してご講演をしていただきました。
中国の医療事情
 中国の入院病棟では、家族が24時間付き添うのが普通の光景である、退院の際には医師や看護師に感謝の気持ちを言葉で表現した「錦旗」というペナントをプレゼントする習慣があるなど、日中の病院の違いをエピソード交えてわかりやすく紹介していだきました。また中国現地での業務経験から中国の公的医療保険制度、医療学術交流組織、医療機器販売に関する法規制などについても、わかりやすくご説明をいただきました。
中国の医療事情
 近年、中国からのメディカルツーリズムも話題になっていますが、医療通訳現場に携わっているご経験から、日本で対応できるがん治療、精密な検診などの要望が高いとのお話もありました。今年はコロナの影響により来日ができませんが、長期的にみれば今後も中国からのメディカルツーリズムの需要は高く、中国で医療を学んだ人材の活躍の場はさらに発展していくものと思われます。