北京大学医学部ブログ

予科班修了試験、合格!

医学部ブログ
6月末から行われていた予科班の修了テスト、無事に合格! 9月から医学部1年生になることが決定しました!この4か月、楽しみながらも、きつい勉強を乗り越え、全科目クリアできたのも、周りの皆さんのおかげと思います。また私自身も勉強にしっかり取り組むことができたからだと思います。参考のために、どんなふうに私がテスト勉強したか、予科班のテストがどのようなものか説明します!



まず物理ですが、中国の教科書は日本の教科書よりもわかりにくいというのが、私の印象です。日本の参考書と照らし合わせても公式の形が違ったりすることがあるのであまり自分には向きませんでした。まずは授業で取ったノートを見直し、概念と公式を理解しました。先生が単元毎に用意してくれるプリントがそのままテストに出たりするので、まずはプリントの問題をしっかり復習することが一番大事だと思います。化学はもちろん中国語で出題されるので元素や基の名前などを暗記したり、教科書の問題を利用したりして、中国語での出題に慣れる必要があると思います。
化学も物理も、ほとんど教科書から出題されるので教科書の例題、練習問題と、プリントが配られた単元はプリントの問題を復習すれば大丈夫だと思います。数学は、教科書の例題、練習問題を一通り解いてみてわからなかった問題をまた解きなおしました。ただ、教科書からの出題はほとんどないので日本の参考書なども使って問題演習を繰り返し出題のパターンを掴むことがポイントだと思います。

 

中国語科目に関しては、漢語総合、医用漢語、閲読、リスニング、スピーキングと、全部で5科目あります。各科目の先生毎に問題の出題傾向も違うのですが、漢語総合、医用漢語のテストは教科書の内容に沿った問題が多いです。リスニング、スピーキングは教科書の内容+α としてリスニングは単語力やスラングの知識が必要です。またスピーキングは、演説の表現力なども採点対象となるので、普段の授業でどれだけ先生の話を聞いて理解できるかが大切なポイントになってくると思います。わからないことは辞書をひいて日本語で理解するより先生にどんどん質問をして、中国語で理解することが大切です。

予科班の半年間は授業もハードで大変ですが、どの科目も先生方がすごく優しくてとても熱心に答えてくれて、応援もしてくれます。自分での勉強ももちろんしっかり必要ですが、先生たちも助けてくれるので、これから北京大学に留学される皆さんも、安心していらっしゃってくださいね!

 

レポート担当:北京大学医学部予科班 一谷