リッチモンド・セカンダリー・スクール （Richmond Secondary School)は、もともと1927年にリッチモンド市の最初の高校として、キャンビー通りとセックススミス通りにリッチモンド・ハイスクールが設立されたのが前身です。

その後1937年から1958年までにGrade8-9年生が加わり、1996年にGrade11-12年生も統合され、Grade8-12年生までを受け入れるリッチモンド・セカンダリースクールとなりました。

校舎も2000年代に拡大、改築・増築され、最新の施設へと生まれ変わり、現在はリニア制（通年制）を導入している、全校生徒約1200名の大規模校の公立高校です。

学校の周辺はリッチモンド市の繁華街に近いこともあり、徒歩10－15分程度でリッチモンド市役所や、教育委員会、消防署、警察署、図書館などの公共施設や公園、大規模スポーツ場、そしてリッチモンド・ショッピングセンターもあり多くの店が出店しているので、とても賑わっているエリアなので、生活する上で困ることはありません。

リッチモンド・セカンダリー・スクールは、歴史ある学校として評価も高く、学校のミッションとして、「互いをケアし、助けあうことを通して、包括的学習コミュニティを構築することに最善を尽くし、努力をすること」とし、モットーは「ベストを尽くす！」を掲げ、学業やスポーツ、芸術、社会活動に全校あげて励んでいます。

特にこの学校はリッチモンド学区内で、IB（International Baccalaureate）プログラムを持つ2校のうちの1校であり、1984年からずっとIB認定校としてディプロマ・プログラムを提供し続けています。

また、留学生や母国語が英語ではない生徒たちに対して、ELLプログラムも充実しており、集中英語プログラムとして、主な目標を英語の習得とし、短期間で英語のスキルと職業体験の両方を習得し経験できるユニークなプログラムもあります。

さらにピアチュータリングコースも人気があります。

これは、生徒が専門的な職業としてではなく、他の学生に個人または小さいグループ単位に教えるプログラムであり、指導理論やスキルなども学べ、卒業単位としても認められるものです。

チューター実践を通して一人ひとり違う思考プロセスを持っていること、そのそれぞれの取り組み方に違いに合わせた指導方法を身に着けることを学んでいきます。

将来役立つチームワークやコミュニケーション能力を養うことが目的で、他者や地域コミュニティへの思いやりや、責任感、リーダーシップを強化する狙いもあり、カナダでは定評のあるプログラムです。

また学業面だけでなく、スポーツやクラブ活動を通しても多種多様な興味を持つ生徒たちが、のびのびと学べるようなプログラムを提供しています。

アスレチック・リーダーシップコースでは、陸上競技や特別なイベントで指導的役割を担うことに関心のある11年生と12年生の生徒を対象としています。

このコースを履修する生徒は 、ほぼすべての職業に関連し応用が利く社会スキルとして、リーダーシップ、対人関係、そして自信や責任感、プロジェクト管理術などを学ぶことができます。

様々な陸上競技のイベントや、ゲーム、トーナメント、運動会、そして学校全体の特別なイベントに対して、計画をたて、手配、促進し、実施していくことが求められます。

体育系コースでリーダーシップなどを学びたい生徒には人気があります。

その他にも学区主催のキャリアプログラムや、職業プログラム、ADST（応用デザイン＆スキル＆技術）プログラムなどバランスのとれたバラエティに富んだプログラムを提供しています。

生徒が刻々と変わりゆく社会の中でパーソナルベストを達成し、将来にわたって自律的で生産性を持ち合わせて活躍できるような人材を育成を目指しています。

リッチモンド・セカンダリー・スクールでは、学業だけでなく学生生活をより健全に充実させるためにもクラブ活動や地域コミュニティ活動などに参加することを奨励し、支援しています。

学校が運営する組織団体やクラブなどその種類は多様です。

数学、3Dアート、美術、ディベート、韓国語、音楽、物理、プログラミング、リサーチなど学業に関連するテーマに取り組む本格的なクラブも充実しています。

一方でチェスやルービックキューブ、イベント計画、アスレチック、ボート、園芸、E－スポーツ、図書業務代行サービスなど、生徒がより楽しく気軽に参加できるクラブ・同好会も充実しています。