マシュー・マクネアー・セカンダリー・スクール (Matthew McNair Secondary School)は、リッチモンド市のサウサーム地区近くにあるGrade8-12年生のための全校生徒数約900名のセメスター制（２学期制）を導入している中規模公立高校です。

1971年にリッチモンド市で3番目の中高等学校として創立され、高校名にリッチモンド市で農業とビジネスの分野で先駆者的存在となり、複数の協会委員や商務省の議員となったMatthew McNair氏の功績を称え、彼の名前を冠に掲げています。

この高校があるサウサーム地区は閑静な住宅街となっており、徒歩圏内には大きな商業施設や賑やかな遊興場などはなく、集中して学習できる環境です。

周辺には小学校などの教育施設（この高校は周辺7つの小学校のフィーダー校（進学先）になっています）や、緑豊かな公園、スポーツフィールド、ハイキングコースとして人気のシェル・ロード・トレイル（Shell Road Trail）、そして徒歩10～15分もあれば24時間営業しているコンビニエンスストア がいくつかあり、小さな買い物はできるので、週末を除く学校生活において困ることはないでしょう。

マシュー・マクネアー・セカンダリー・スクールでは、学校のモットーとして「思いやりのあるコミュニティ」を掲げ、生徒会や多くの課外クラブで、地域での奉仕活動に熱心に取り組んでいます。

特にグローバルな問題として多様性やSDGに関連するような活動をしているクラブ（環境科学や飢饉、貧困、動物愛護、救命救助、学習支援など）も多く、参加している生徒の意識も高めです。

生徒たちはスチューデント・アンバサダーとして学校とコミュニティサービス活動両方に携わる活動を継続しています。

いろいろな慈善団体（カナダ赤十字を始め、世界の飢饉救済団体や、子供救援団体、地方のホームレス支援団体、リッチモンド食料支援団体など）や、地域のコミュニティへの寄付金活動や支援ボランティア活動をいくつかの小さなグループに分かれて実施活動しています。

最近ではこの活動で7,000ドルもの募金を集めすべて寄付し、その活動は高く評価されています。

また、将来にわたり優秀で社会に貢献できる人材育成のために、様々な生徒のニーズに対応できるよう学習面、スポーツ面、芸術面でのプログラムにも力を入れています。

学習面ではAPプログラム（Advanced Program）で数学、文学、美術の３科目において設けられている早期履修特別プログラムです。

ハードルは高めですが、優秀な成績を継続し、試験に合格、単位が取得できれば、北米エリアの大学などの初年度の一部単位を取得することができます。

今後さらに生物と化学のAPプログラムが追加されることになっており、ますます注目されています。

また、Grade8年生から12年生対象に、特に学習意欲の高い生徒向けの「ミニスクール」プログラム（よりレベルの高いアカデミックな科目とリーダーシップスキル、野外活動などを中心に学びます）も充実しています。

さらに芸術面でもレベルの高いパフォーミングアート・プログラムが提供されており、ビジュアルアート、音楽、舞台などに定評があります。

スポーツ面でもサッカー、バスケットボール、バレーボール、クロスカントリー、ホッケー、水泳、陸上、ラグビー、卓球、テニス、ゴルフ、バドミントンなどのクラブ活動への参加も推奨されています。