北京大学医学部ブログ

病院研修が始まりました!

学生ブログ
3年後期も半分近くになり、中日友好病院での病院研修が始まりました。朝8時から夕方5時半まで、座学と実習のスケジュールがびっしりと組まれていて、なかなかのハードスケジュールです。
 


研修内容は、座学の授業の延長線上に実習があり、座学と実習を繰り返していくようなイメージで、化学診断の講義を聞いたら、その後に血液検査や尿検査をしてみるといった感じです。血液検査や尿検査は、実際に自分たちの血液や尿を使い、どんな数値になっているか、数値によってどのような身体の状態なのかなどを見て、覚えていきます。ときには、このサンプルの学生は、「昨晩飲みすぎたんじゃないか」みたいなコメントが先生から出てくるようなこともあります。

また物理診断の講義を聞いた後に、学生同士、頭やリンパ線などを触診しあったり、聴診器で胸の音を聞きあったりしています。その他に、手術室に入って麻酔はどのように行うか観察したり、レントゲンやMRなどの様子も見学して学習したりしています。



 これらの病院研修の内容は、今まで学習してきた基礎知識がもとになっていて、病院研修では、今まで学んだ知識を応用したり、関連付けたりすることが必要です。先生たちからも基礎知識の応用や関連付けが必要と言われていて、低学年で学習したことは重要だったのだと再認識をしています。



病院研修はスケジュールがきつく、復習する時間もあまりとれないのですが、先生たちはやさしく、積極的に質問をすると、やさしく丁寧にいろいろ教えてくれます。また現在クラスは1つなのですが、4つの班に分かれ、班ごとに毎日の研修内容が違うので、違う班の人と情報交換をして予習をしたり、アドバイスをもらったりもしています。

毎日、研修が終わると、どっと疲れが出ますが、医者に近づいてきた、生活リズムを再構築するチャンスだ、中国語できちんと問診できるようになろう、中国人のクラスメートと深くディスカッションしようなどという思いが次々に湧き上がり、新たな気分で病院研修に取り組めています。