北京大学医学部ブログ

医学部生にとっての「勉強」とは

学生ブログ
北京へ来て予科コースに入り、もう半分の期間が過ぎました。4ヶ月という短い期間のうち2ヶ月がもう過ぎてしまい、水が流れるように早いなと感じている日々です。このように感じるのも毎日が忙しく充実しているからこそだと思います。



北京へ来た当初は、日本と環境面であまり変わらないなと感じました。クラスの半分以上は日本人で、寮内で彼らと会わない日はないからです。また外出しても、北京に住んでいる日本人は多いことが分かりました。家族と離れた以外はあまり変わりのない環境といえます。これは良い面でもあり、中国語学習の観点では悪い面でもあります。あらためて、現地に来て思うことは、進学コースでの中国語の授業によって日本でも話す機会に恵まれていたことです。とても充実したものでした。

北京大学医学部予科コースに入学し、「勉強」に関して思ったことがあります。「メリハリがしっかりついている」「勉強に使命感を感じていない」という素質が、北京大学医学部へ入学できる要素なのではないかということです。



生活の中で、勉強も遊びもメリハリをつけて楽しむことは、実際なかなか難しいものです。一緒に勉強する機会のある二年生の先輩を見ていると、勉強範囲が広く、とても大変そうです。しかし、そういう状況下で試験に合格する先輩は、しっかりと好きなことをして息抜きをし、勉強をする「メリハリがしっかりついている人」です。

また、「勉強に使命感を感じていない人」はきっと勉強は自然にするものだと思っていると思います。なぜなら自ら選んだ道だからです。先述の先輩はきっと勉強が好きだからする、または勉強を習慣にしていて、自然に勉強をしているように見えます。勉強を「やらないといけない」という使命感より、もっと勉強を「好き」になりたいという気持ちが重要だと思います。



人間は、「勉強」を嫌いになることは簡単です。一方で「勉強」を好きになることは、意識しないといけません。そして、好きになってしまえばこちらのものだと思います。(勉強もいうなれば恋人なのだと。)
勉強も遊びも後悔しないように全力で楽しめば後悔はないはずです。



期末試験までの間、すべてのことを全力で楽しみ後悔のないように過ごしたいと思います。