スリーヒルズ・スクール（Three Hills School）は、カルガリー市内から車で1時間半ほどの人口約3300人の落ち着いた郊外の町スリーヒルズにあります。

こじんまりとした町ですが、大型リクリエーション施設や、アイスホッケー場、またプレーリー大学（カレッジ）のような専門教育機関や施設、病院、レストランなど、生活に困る環境ではありません。

大都市のような利便性や、賑やかさには欠けますが、住民たちのコミュニティと学校とのつながりは深く、その関係もアットホームな雰囲気です。

スリーヒルズスクールは、幼稚園から高校まで（Ｋ-Grade12)同じ校舎で一緒に学ぶ一貫校です。

全校生徒約490名（ アジア、ヨーロッパ、アフリカそして南北アメリカからの留学生４０名程度を含む）で、そのうち中高等部で約250名くらいが通年在籍しています。

学校の教職員たちも50名以上と、ゴールデンヒルズ学区の中では比較的大規模校になります。

そのスリーヒルズ高校は、学業面では学区の中でも教育的質において評価が高く、生徒たちが様々な分野で能力を高められるよう、プログラムも充実しています。

学校のビジョンは、「人生のための学習」とし、ミッションとして「安全で敬意を持ち学ぶコミュニティにおいて、生徒たちに個人の可能性へ達するための骨格・枠組みを提供する」ということを掲げています。

特に木工や溶接スキルや、様々な業態に従事する人とのコミュニケーションを提供する産業（工業）教育（Industrial Education）や、キャリア＆ライフマネージメント(CALM)、屋外での学習活動を通して、個人のベストを常に探求するアウトドア教育（Outdoor Education）など将来の職業選択や、人間教育に大切な科目も取り入れています。

また、実践教育のようなオフキャンパス教育（カリキュラム範囲外での学習体験）や、職業体験、生徒自身がテーマを決め、計画し、手配し、実施するスペシャルプロジェクトなども取得する機会を提供しています。

「Pyramid of Intervention(毎日生徒に問題提起を行い、生徒自身に問題解決方法を探してもらう)」というプログラムを7年生から取り入れ、各生徒の自主性を重んじ個人の判断能力を高める教育にも力を注いでいます。

近年は留学生の受け入れも積極的に行っています。

また、アカデミック科目だけでなく、バラエティに富んだ科目で、生徒たちが意欲的に学べる機会を提供しています。

芸術系（ドラマやファインアート、写真など）、美容系（ヘア、メイク、スキンケアなど）、音楽系（バンド）、スポーツプログラム（ゴルフ、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、クロスカントリー、陸上）などの選択科目があります。