北京大学医学部ブログ

順天堂大学体験授業

医学部ブログ

北京大学医学部の卒業生及び在校生は、これまで順天堂大学付属順天堂医院に何名もお世話になっていますが、今年も毎年恒例イベントである医学部進学コース学生たちの順天堂医院訪問を行いました。

ここ数年、感染症の影響で実際に訪問することができませんでしたが、今年度は特別なご配慮をいただき、数年ぶりに訪問をすることができました。




今回は、ただ訪問見学するのではなく、VR技術を使って医師養成を行う授業の一部を体験させていただきました。VRでは患者目線を体験できたり、実際の救急対応が理解しやすいように設計されたりしていて、医学部進学コースの学生たちにとって非常に有益な体験となりました。 

また現在順天堂医院で研修をしている北京大学医学部卒業生とも交流する機会があり、医学部進学コースの学生たちにさまざまなアドバイスをいただくとともに、励ましの言葉もいただきました。


【参加学生たちの感想です】

・最近は中国語や理数科目など目の前の勉強に追われ、自分の将来を具体的に考える機会は少なかったように感じます。しかし、今回の貴院での体験を通して、自分が今学んでいること、そしてこれから学んでいくことが、いつか人の命を救うために役に立つ日が来るのだなと身をもって感じ身が引き締まりました

・VRの体験、実習の見学を通して医学部の空気を感じることができ、勉強のモチベーションも上がり、身の引き締まる思いでおります。VRは娯楽というイメージがありましたが、医療分野でももっと活用できる技術だと感じました。特に、360度見渡せることで自分がみえていないところでも動きがあり、ヒヤリハット事例など、実際の現場に出る前に視点を変えながら繰り返し演習ができる点は学生にとっても安心で、患者の安心感を向上できる技術だと感じました。