1.若い人たちと勉強することに抵抗がある
シニア層の留学が増えているとはいえ、留学先で多いのは学生や20代、30代の社会人です。そのため、語学学校のクラスメートが、ほとんど30代以下ということも珍しくありません。そのような環境で勉強することに抵抗を感じる人も多いでしょう。
しかし、さまざまな国籍や年代の人と勉強できることが、留学のメリットでもあります。恥ずかしがらずに、思い切って一歩を踏み出してみるのも悪くないでしょう。
どうしても抵抗がある場合は、シニアだけを集めたプログラムに参加するのも一つの方法です。
2.新しいことを学ぶのに時間がかかる
現地での勉強についていけるのか、心配な人もいるでしょう。実際、人の認知能力は50歳ごろから徐々に低下し、記憶力や言語能力が衰えてくることがわかっています。
一方で、マサチューセッツ工科大学(MIT)の認知科学研究者によると、人の語彙力は67歳がピークだという研究結果もあります。また新しいことを学んだり理解したりする能力も、50歳前後がピークといわれています。
何よりも「学びたい」という意欲があれば、50歳以上でも十分に学ぶことは可能です。
3.体力が続かない可能性がある
海外留学をするにあたり、体力に自信がないという方も多いかもしれません。
留学準備や渡航、現地での生活など、留学には何かと体力を使うものです。
年齢とともに体力が衰えるのは、仕方がないことです。そのため、留学先でもあまり無理をせずに、自分のペースで過ごすことが大切です。
4.新しい環境で精神的に疲れてしまう
海外留学中は、慣れない環境で生活するため、メンタル面で不安がある人もいるでしょう。
ホテルやアパートに滞在するなら、周囲に気を遣うことなく、マイペースで自分の時間を過ごせます。
滞在方法や渡航先を工夫して、より快適に過ごせる環境を整えましょう。