北京大学医学部ブログ

海外大学医学部への挑戦 ~北京大学医学部入学について~

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ここでは、これまでに輩出してきた北京大学医学部卒業生や北京大学医学部在学中の先輩達が、「どのように海外大学医学部を見つけ、進学を決意し、入学したのか。」について、実例を交えながら参加者が北京大学医学部へ入学するまでの挑戦プロセスを紹介いたします。海外大学医学部に興味を持たれている方、すでに出願を検討されている方々の参考になれば幸いです。

前回は、医学部進学コース修了後、北京渡航について

今回は、北京大学医学部入学について。

北京大学医学部予科コースを経て、北京大学医学部進学が決まった学生は9月より北京大学医学部本科コースへ入学となります。北京大学医学部は実践力と国際性・人間性を養う医学教育の場です。学科の特徴として、以下の3点が挙げられます。


① 世界中からの留学生、中国国内のエリート学生とともに学ぶ



留学の価値は、学ぶ場所が違うことにとどまりません。実際に海外での学びや生活を経験した学生は、語学力はもちろん、異なる国の人々と理解し合うことの大切さを知り、グローバル時代を生き抜く力を着実に身につけています。文化・宗教・生活・常識が違うアジア、ヨーロッパ、中東など、様々な地域のクラスメイトとお互いの考えをぶつけあう中で、世界中に志を同じとする友人ができ、医療の国際化に対応できる異文化理解力を身につけることができます。また、中国の最高学府である北京大学では、中国全土から集まった精鋭の中国人学生と同じキャンパスで学ぶことができ、大きな刺激を受けることになります。


② 参加型・問題解決型の授業



学生の問題発見・解決能力の開発に重点を置いた教学を行うため、講義を中心とした座学の授業よりもグループディスカッションやプレゼンテーションを行う「参加型・問題解決型」の授業形式が多いのが特徴です。医療現場で患者さんと向き合ったときや、チーム医療のとき、必須となるコミュニケーション力を身につけることができます。


③ 豊富な現場実習



カリキュラムは臨床現場に重きを置き、患者数も多いことから、非常に多くの実習機会を得ることが可能です。目の前の患者さんの命を救うために全力で挑む姿を間近で見ることで、生きることを考えさせられるとともに、医師を志す者としての自覚が芽生え、育まれます。手技や知識、医師としての考え方やマインド、コミュニケーション力やチームワークなどを医療現場の最前線で学生時代から体験できることは大きな財産となります。

入学から卒業までの6年間は、日本では決して味わえない密の濃い体験の連続です。

次回は、北京大学医学部卒業後について。