北京大学医学部ブログ

進学コース生の北京滞在レポート

医学部ブログ
夏休みを利用して北京を訪れた進学コース生の篠原さんに、北京滞在レポートを書いていただきました。

この夏に一週間ほど北京に遊びに行ってきました。父がちょうど北京に赴任中なので、滞在先は父のマンションでした。

1.中国語が分からない!

北京行きの飛行機に乗る直前にHSK5級の合格が分かったので、北京に到着するころには私はすっかり調子に乗っていました。
中国語をさっそく使ってみようと、父のマンションについた後、自信満々にフロント係に突撃しました。

私    “请问!……スーパー、ブー!チャ、超市?ウェアー?是哪儿?”

“请问!(すみません)”と声をかけたものの、そこから頭が真っ白になってしまいました。妙に英語を混ぜつつ、つっかえながら聞きました。本来は“超市在哪儿?(スーパーはどこですか?)”と聞くべきで、これは初めの方に授業で習う文法です。“这儿附近有超市吗?请告诉我怎么去。(このあたりにスーパーはありますか?どうやって行くのか教えてください。)” くらいは言うつもりだったんです(泣。
これに対してフロントのお姉さんは、

フロント “アア?×○!※□◇#△!”
私    “……OK!谢谢!”   

もちろん全くオッケーではありません。でもそれ以上に話し続ける勇気が出なくて会話を断念してしまいました。恐らく普通に聞き返されただけなのですが、なんだか怒っているように聞こえてしまいそれだけでビビってしまいました(笑)。
また、私自身の語彙が足りていないのと北京訛りのせいで言われたことがさっぱり分かりませんでした。
こうして私の第1回目の突撃は失敗しましたが、その後の滞在で、タクシーに行先を告げるだとかメニューの注文するなど(固有名詞を言うだけ)はスムーズに言えるようになりました。
しかし相手の言っていることは相変わらずわかりませんでした。普段ISIの授業で、先生方がいかに丁寧に中国語を話されているかが分かりました。

2.北京大学に行ってみた!
北京大学の中はISIの北京事務所の大沢さんに案内してもらいました。事務所でもいろいろなお話が聞けてとても親切にしてくださいました。

 
北京大学医学部キャンパスの最寄駅、西土城駅です。ここから歩いて10分くらいで門につきます。

留学生宿舎から教室、食堂、スーパー、図書室が近かったのが最高に良かったです。北京大学は授業が8時からと聞いていたので、朝が苦手な私としては遅刻しないか不安でしたが、留学生宿舎から教室までは走ったら2分で着きそうな近さだったので安心しました。
 

ビルまるごと一棟が食堂だったのがびっくりしました。階があがると値段が上がるという分かりやすい仕組みで、一階はいわゆる中華料理の学食、二階は地域ごとの中華料理、三階はレストランとカフェでした。大体15元あれば十分おなか一杯になりそうでした。
 
 
スーパーも充実していて、大学内で事足りる感じがしました。

3.バスや電車に乗ってみた

 
バスは2元(30円)でかなり遠くまで行けそうでした。時刻表はなかったです。道路の真ん中で突然タクシーから降りる人やら、無理矢理道路を渡る歩行者がいてバスに乗りながら何度かヒヤッとしました(笑)。北京のバスの運転手さんの運転技術はすごい。

 
地下鉄の駅です。日本ならば電光掲示板には「次発 ○時○分」と出ますが、北京だと「次の電車まで ○○分」となっていたのが面白かったです。中国人の方がせっかちなのかもしれません(笑)。

 
これが券売機です。一回限りの切符もなんとカードでした!日本でいうところのパスモは一通卡と言います。卡はカードという意味です。電車でもバスでも使えました。

4.名探偵コナンに遭遇

なんと滞在先の近くのモールでたまたま名探偵コナン展がやっていました!漫画のシーンのパネルや、原画、等身大フィギュア、毛利探偵事務所の再現された部屋などかなり充実していて面白かったです。参加型の展覧会になっていて、中国の来場者も家族連れやカップルで来て写真を撮ったりみんな楽しそうでした。


私も第一の被害者になってきました。
 
言語の壁はあるけれど、どうにかやっていけそうだなと感じました。これからは口語にもっと力を入れたいです。来年の2月の北京渡航が待ち遠しいです!
執筆:進学コース 篠原さん