北京大学医学部ブログ

機動課の授業で外部講師に講演していただきました。

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進学コースでは中国語や理系科目以外に、「機動課」と呼ばれる総合学習・各種活動の時間を実施しています。9月16日の機動課の授業では、日本人が海外へ留学する上での心構えを学ぶため、「ふじもん先生の旅プロジェクト・世界一の授業」代表の藤本正樹先生(通称ふじもん先生)を外部講師に招き、講演をしていただきました。ふじもん先生はプロスキー選手引退後、世界90カ国以上を旅し、中学校・高校の教員を経て、現在はフリーランスで出張授業や講演、研修などで「旅人先生」として活動していらっしゃいます。



講演では、楽しいペアワークを通して、物事をポジティブに捉えることや自分の想いをしっかり持つこと、そして伝える力の大切さを学びました。様々な国の方々との交流を通して感じた「人間の本質は変わらない、だから安心して世界へ行って大丈夫。」「好奇心を持って、違いを楽しもう!」という力強いメッセージをいただきました。また、スラム街での様子を写真や動画で見せていただいたり、難民キャンプでのエピソードやムヒカ大統領のスピーチなど、世界のリアルをご紹介いただくと共に、実体験を通して感じた人間の本質・幸せとは何か?といった深いテーマについても、私たちに考えるきっかけを与えてくださいました。

【感想】
「挑戦しなかったこと」が人生最大の後悔だと答えた人が大半だったというアンケートが取られたという。私も“挑戦”は自分の人生の課題としているので、この心持ちを大切にしたい。「言葉や文化、宗教が少し違うだけで、人間としての本質は変わらない、感じるものや伝えたいものは同じである」という言葉が大変印象に残った。たくさんの出会いがあるからこそ見えてくるものがあると思うので、人脈、人とのつながりを大切にして、“挑戦”する人生を歩んでいこうと思う。―進学コース学生

“自分が発言したことが人生に反映される”“母国語が何たるかを知る”などの言葉を聞いて、これから自分の発する言葉をしっかり考えながら発言したいと思いました。中国に行くときは、日本人である自覚をしっかり持って留学しようと思いました。今日はすごく励まされたし、為になりました!!―進学コース学生

また、講演を聞きに来ていた上海外国語大学卒業生の手塚友梨さんにも、中国での生活や卒業論文・HSKの学習法などの体験談もお話ししていただきました。



世界を経験したお二人の話を聞いて、気持ちを新たに中国語学習に邁進していく進学コース生の皆さん。2月の北京渡航まであと少しです。