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マレーシア留学先潜入レポート

マレーシア留学
こんにちは、ISI国際学院 留学センターの宮崎です。

費用の安さや安全面などで留学先として徐々に注目されているマレーシア。旅行した人はたくさんいますが、マレーシア留学した人は殆ど聞いたことがありませんでした。ウェブで検索しても、アメリカやオーストラリアなどに比べて大した情報が得られません。現地の学校はどんなところなのか?ずっと気になっていました。

そこで今回(2017年11月13日~14日)、留学エージェントという肩書きを利用して、首都クアラルンプールの大学、高校、語学学校に潜入してきました。以下そのレポートです。

【項目】
1.クアラルンプールについて
2.大学の様子
3.高校(インターナショナルスクール)の様子
4.語学学校の様子
5.留学先としてのマレーシア(私見)



1.クアラルンプールについて


マレーシア ナイトマーケット

◆気候
11月はモンスーンの季節で、初日は快晴でしたが、2日目は終日雨。両日ともに蒸し暑く、日本の夏みたいです。私のように寒いのが嫌いな人には良いです。熱帯植物は茂り、11月でも赤い花が咲いています。

◆空気
開発途上の巨大都市はビル、高速道路、鉄道の建設が進んでいますが、空気は特に悪くないです。他の東南アジアの都市みたく排気ガス臭さもないです。代わりに色々な食べ物の匂いがします。

◆人
現地の人達は話しかけたら親切に答えてくれますが、仲良くするにはこちらからのアプローチが必要と感じました。色々な人種がいます。西洋系は少なく、中東系、アジア系のオールミックス。日本人も全く違和感なく、気楽にいられます。

◆言語
街では色々な言葉が聞こえてきます。テレビも多言語。看板には日本語があるところもあります。英語も色々な発音で話されていました。

ちなみに現地の人は複数の言語がわかるそうです。大学を案内してくれた方は、まだ小さい子供に中国語の方言3つと英語で話しかけているそうです。「混乱を恐れずに続けていると、子供はマスターしちゃうの」ということです。

◆移動手段
クアラルンプールの鉄道は発達していて便利です。しかし場所によっては、まだまだ車が必要。そこでマストアイテムなのが、GRABというアプリ。携帯で簡単に安全に車を手配できます。現地の電話番号がなかった私はGRABで車を呼べませんでしたが、行く先々で現地の人に呼んでもらい利用しました。すごく便利で快適で、移動手段の考え方が変わりました。



2.大学の様子

▼Taylor’s University
大学、大学院
マレーシア Taylor's University

マレーシアNo.1私立大学をうたう1969年創立の名門校。英語準備コースも含め入学にはIELTS5が必要。入学時期は3月と8月の2回。

◆学部について
日本人に人気なのはHospitalityとAmerican Degree Transfer Program。ビジネスは入学条件が比較的高い。デザインやコミュニケーション学部(メディアスタディ)もあります。

Hospitalityは日本の高校で平均の成績とIELTS5で入れる。座学だけでなく実習が多いため、他の学部ほど英語力なくてもついていけるとのこと。半年のインターンシップも必須。大手ホテルチェーンと提携があり、プレイスメントも手伝ってくれます。卒業時にはフランスのトゥールーズ大学のサーティフィケイトも受けられます。

American Degree Transfer Programはマレーシアで稼いだ単位をアメリカの大学に持っていき、そこで学位を取得します。長く続いているプログラムで今も人気。毎年多くの実績を出しています。

◆キャンパス
クアラルンプール郊外。学生の街スバンジャヤ、商業施設の充実したサンウェイシティに隣接。池を取り囲むように巨大な建物が3つ4つあり、その中を学生がいきかいます。各学部とも施設が非常によく整っています。校内にはスタバやセブンイレブンなどもあります。学生寮は人気で現在満員。近くのアパートを紹介しているそうです。

◆メモ
・学費はマレーシアの中では高めだそう。
・オバマ前大統領も訪れたことがあるそうです。
・創設者は中華系で、そのためか東アジア系の学生が多く、中東系やその他の人種は比較的少ないということ。


▼Asia Pacific University (APU)
大学、大学院
マレーシア APU

110の国から留学生が集まる、マレーシアで一番国際的な大学。留学生率が半数を超えています。本当に色々な国籍の学生がいます。日本人も50人在籍、それでも留学生全体の1割未満。IT、ビジネスに強いです。

◆立地
クアラルンプール中心地から車で40分。IT企業を誘致するテクノロジーパーク内。テクノロジーパーク自体が発展途上のため、まわりはがらんとしていました。近くに商業施設があるので不便はないとのこと。電車で街にも行けます。

◆キャンパス
昨年オープンしたばかりの巨大な校舎に各設備が整っています。大学というより最新のショッピングモールのような洒落た設計。学生レジデンスとはシャトルバスが連絡。


★★★日本人学生にインタビュー!★★★
APU滞在1年、京都出身の学部生 ツーリズムマネジメント学部在籍

Q:なぜマレーシアに進学したのですか?
A:高校生の時イギリスに短期留学して、外国の大学に行きたくなりました。マレーシアは来たことなかったですが、高校の先生に話を聞いていました。英語だけでなく、中国語やほかの言葉にも興味がありました。日本人の少ないところに行きたかったので、マレーシアにしました。

Q:それでもマレーシアの大学って日本人には馴染みないですよね?
A:友達にはマレーシアってどこ?って聞かれました。元々知らないところに飛び込んで行くのが問題ないタイプでした。親もすぐに理解してくれました。

Q:マレーシアにして良かったと思いますか?
A:一緒に行動する仲良しは8人いて、全員国籍が違います。例えばイスラム文化などは日本にいたら学べなかったと思います。勉強は大変なので、たまに日本の大学を選んで楽しく生活してる友達が本気で羨ましくなります。でも今の経験や勉強は将来役にたつと思っています。

Q:APUは?
A:留学生がとても多いです。Taylor’s Universityは中国人が多いと友達が言っていましたが、ここは本当に多国籍。逆に現地の学生が少ない印象。課題はグループレポートやグループプレゼンなど多かったです。2年目からは個人で自由に進められる分、自分次第と思っています。生活は今はアパート滞在なので自由で快適。車は持ってないが不自由はないです。


▼Westminster International College
大学、大学院
マレーシア Westminster International College

学生数100人未満と小規模ながら、BA in Business、MBAを提供するビジネススクール。ロンドンのカレッジの姉妹校。費用の安さも売りです。

◆立地
学生街スバンジャヤの中心、巨大商業ビル内に教室があります。まわりに他の大学がたくさんあり、スポーツやアクティビティで頻繁に交流しているそうです。レストランやショップが多い賑やかなエリアで、学生が楽しめそうです。

◆雰囲気
ロンドンに姉妹校があるからか、西洋系の学生が多く、他の大学とはかなり違う雰囲気。東ヨーロッパ、中央アジア、アフリカ系の学生もいます。商業施設内のため学校というよりはオフィスといった印象。現在日本人はいない様子。

◆メモ
案内してくれたのはアドミッションオフィスで働くカメルーン人のスタッフ。この大学でMBAを取得した卒業生。なぜここを選んだのか聞いたところ、中国系の強いTaylor’s大学などに比べアフリカ人でも入りやすい雰囲気だったからとのこと。



3.高校(インターナショナルスクール)の様子

▼MAZ International School
対象:小学校〜高校
マレーシア MAZ International School

◆立地
クアラルンプールから電車とタクシーで1時間くらいの街シャーアラム。落ち着いた緑豊かなベッドタウン。車がないと移動不可能。

◆キャンパス
入口は門番がいて来校者をチェック。校内は自然光がたくさん入る設計なのか非常に明るい。建物は巨大。規模の割に人の数が少なく、ガランとした印象。どこかのサイトに日本人に人気とありましたが、全然少なかったです。生徒は制服のポロシャツを着用。プール、サッカーグラウンド、バスケコート、テニスコートなどスポーツ施設も充実。

◆学生
学生数は約1,000人ですが、現在はまだキャパの半分しか使ってないとのこと。留学生は30人(バングラデシュ、中国、韓国、ナイジェリアなど)ほどで、殆どが学生寮に滞在。日本人は3〜4人。

◆メモ
・地元の学生が多いです。
・留学生のサポート体制が確認できずでした。
・単身留学向きかは未知数。
・入学テストは現地でのみ行われています。
・英語準備コースも提供。そこに入ると2〜3ターム(3ターム制)は英語と数学だけを勉強。


▼Sunway International School
対象:中学生、高校生
マレーシア Sunway International School

◆キャンパス
クアラルンプール郊外。サンウェイ財閥の作った豪華な町の中。Sunway University、Sunway Collegeに隣接。校舎は築6年と新しく、ガラス張りの壁や窓の形など今時っぽい。明るい雰囲気の中、色々な人種の生徒が英語で会話しています。全校生徒760人。6割ローカル、4割留学生で日本人も50人在籍中。

◆特色
マレーシアのインターナショナルスクールの殆どがイギリス式なのと対照的にカナダ・オンタリオ州のカリキュラムを取り入れています。先生の9割がカナダ人。Year12になると、カナダの試験を受け、カナダの正式な卒業資格がもらえます。

なお、併設するSunway CollegeではA Level、オーストラリア卒業課程、大学ファウンデーションも受講可能で、Year12になると進路に合わせて選択できます。カナダの卒業資格もカレッジで取得可能。このため、Year12に上がるとカレッジに転校する生徒が多いそうです。一流大学への進学実績があります。

入学テストは英語と数学。EAPもあるがなるべく英語はやってこないと厳しいとのこと。

◆メモ
・隣りにあるSunway Universityキャンパスも散策。雰囲気がとても良かったです。
・施設が綺麗で色々な国の学生がいて、カナダの英語で学べます。日本人に人気なのも納得です。



4.語学学校の様子


▼APLC
対象:17才〜

APU付属校。元々はAPU進学準備コースでしたが、今では4週間から17才以上を受け付けています。マレーシア政府が五つ星認定した5校の中の1校。

講師はCELTA、TESL等資格を持った現地の先生。一か月に一度講師の研修会があり、講師もスキルを高めています。

授業はコミュニケーション重視しながら英語4技能を網羅。クラスメートにはアジア系が多いので、シャイな日本人も入りやすいです。全7レベル。午後はICTレッスンを受けられます。

◆メモ
・夏にはサマーキャンプも開催。
・4週間縛りがあります。
・クアラルンプール中心地から少し離れているので勉強には適した環境。
・先生はいわゆるネイティブではないです。
・セブ島留学と比べると勉強量は少なくなりますが、安全面や多国籍を求めるならこちらがベターです。
・春と夏は日本人多いですが、クラスごとに国籍バランスを調整してくれます。



5.留学先としてのマレーシア(私見)

今回私は大学3校、インターナショナルスクール2校、語学学校1校回っただけですが、留学先として魅力的だと感じました。バイタリティやフロンティア精神を持った人に向いていると思います。実績不足感は否めないので、マレーシアの大学を卒業後にどれだけメリットになるのかは未知数。

しかしマレーシアはこれからの国。ビジネスチャンスもどんどん膨らんでいくはずで、将来アジアで活躍したい人にはとてもいい環境だと思いました。



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miyazaki
ISI国際学院 留学センター
宮崎